海外転職のその後、MBA@IMDのその後

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海外転職のすゝめ1/2

      2014/09/17

 

 
僕の周りのドイツで働いている日本人と言えば、以下のようにカテゴライズされるのではないか。
  1. 海外赴任
  2. 現地採用
  3. 留学(Ph.D生、大学勤務含む)
 
①海外赴任と②現地採用の決定的な違いは、「帰る場所があるか」だろう。。もちろん②現地採用には現地にパートナーがいて、パートナー経由で就労の許可が下り、自分が仕事を辞めても帰る場所がある人も含まれる。国内の経済を鑑みて会社がスポンサーとなって海外赴任してるからといって、帰る場所があるとは限らないかもしれない。まあ、細かいことを言えばキリはないが、「帰る場所があるか」はひとつのポイントだ。
 
 
僕は転職してドイツで②現地採用されている。会社が潰れれば、会社を首になれば、おそらく日本に帰ることになる(*)。日本に帰れば無職だ。
 
*労働許可・滞在許可については勉強不足で、よく仕組みが理解出来ていない。次の更新は3年後なのだが、果たしてドイツ国内での転職は可能なのか不明である。
 
 
その点、海外赴任であれば、任期や辞令次第で、日本に帰国し生活が保障される。
車と住居が手配され、海外赴任手当てがつき、キャリアの延長線上を歩みながら、海外での経験をつむことができる。
海外赴任を経験した訳ではないので、未経験者には想像できない苦労があるのだろうとは思うが、それでも、「帰る場所がある」安心感は計り知れない。
 
 
僕の場合は、②現地採用の道を選んだのだが、転職を決める前は真剣に悩み、同僚・先輩にアドバイスをもらった。
初めての転職であったため、転職そのものへの不安。海外に行く不安色々あった。また、ちょうどユーロ危機が騒がれていた(今はさらに深刻であるが)ため、意味もなく不安になった覚えがある。
 
結局海外転職を選んだわけだが、尊敬する前職の上司と一緒にPros/Consを書いた。決め手は「若さで十分にリスクヘッジが効いてる」ことだ。別に30代でも40代でも状況は変わらないと思うが、前職で勤めてコアスキルを磨いてそれがある程度世界で通用するのを待つよりも、未知のリスクを背負って外でコアスキルを築くと同時に、グローバルで通用するセンスを磨くこと、本当にやりたい「自分が国と国との橋」を通して成長した方が得策と思ったからだ。
 
別に失敗しても、この年齢なら十分挽回出来る。
だから②現地採用を選んだ。
 
結果的に、この選択が良かったかどうかは、数年後、次のステップに進むときに分かることなので、今どうこう言うことは控えるが、とりあえず現状について、冒頭に述べた①海外赴任と比較した②現地採用について6ヶ月時点の感想を述べておこうと思う。
1年後には変わっているかもしれないが。
 


海外勤務で得られる経験は多くのブロガーが書いているため、今回は、①海外赴任と比較した②現地採用に特化した良さである。
 
現地採用を選んだ僕の完全なポジショントークではあるが。
 
②現地採用の良さ(僕の場合)
 
    純粋な現地企業、日本の会社とは全く異なった環境で鍛えられる。その分苦労も多い。(現地採用でも日本人が経営しているファームだとまた変わってくる)
・ 現地の同僚と飽くまで対等な関係である。
・ 全て自分の責任である。自分の選んだ道なので、言い訳のしようがない。
    自分に最も適したタイミングで次のステップに進むことが出来る可能性が高い。(日本からの帰国命令辞令等がないということ)
    帰る場所」がないため、貪欲にスキルを習得せざるをえない環境である。
    現地語の習得も次のステップの大きな武器となるため、必死に勉強する。(ドイツ人の多くは英語が流暢なため、赴任者の中には全くドイツ語を勉強しない人もいるとか)
    良くも悪くも現地のキャリアレールに乗れる。平等を重んじる日本的レールから抜けられる。
    待遇。良いと言われている海外赴任の待遇の実際がよく分からないので比較は出来ない。車も家も自分で払っているが、それらを差し引いても日本の同世代、同職種と比べてもかなり良い。(この円高ユーロ安でもそうなので、ここからユーロ高にふれれば。。。。逆もありうる。)
 
ざっくりこんな感じであろうか。また、思いついたことがあれば、追記しておこうと思う。もちろん良いことばかりじゃないので、次回は、楽じゃない②現地採用についてもアップします。

 - 海外転職

Comment

  1. schatzky☆ より:

    こんにちは。<br />滞在許可証に「xx会社でしか働けない」と記されていなければ、現在の滞在許可で転職が可能です。記されていた場合は転職の際に滞在許可を更新(再取得)します。<br />ドイツは近年、労働目的の滞在許可の発行に厳しくなりました。以前は最初から転職可能な滞在許可が出されることも多かったのですが…。<br /><br />普通に税金や年金を納めていれば、5年の時点で無期限の滞在許可を申請する権利が与えられます。そうすると転職も自由です。<br />なお、MBAの取得はUSでと恐らくお考えなのでしょうが、万が一ドイツにいる場合は特に、無期限の滞在許可を得てからの進学をお勧めします。勉学目的の滞在許可から労働目的の滞在許可に切り替えるには、その逆とは比べものにならない労力がかかりますので。

  2. schatzyk☆さま<br /><br />アドバイス有り難うございます。なるほど、とても参考になりました。<br />そして、問題の滞在許可を確認すると・・・ばっちり書いてありました。<br />首にならないようにしっかり仕事しろ、ということですね。。。<br /><br />Beschäftigung als XX bei YY gestattet. Die Aufenthaltserlaubnis erlischt bei Beendigung der Tätigkeit.<br /><br />MBAはフランス、スペイン、イギリスかスイスで考えていました、もの凄く漠然と。ドイツではないにしろ色々気にかけないといけないことが多そうですね。ブログ大変参考になります。さっそくRSSに登録させていただきました。今後ともよろしくお願いします!

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