カバーレーターのサイン

渡欧して4年、このブログでもたびたび「日本人であることに限られない」キャリアを主張してきました。
日系企業の駐在だったり、日本マーケットの担当などではなく、日本人であることをなるべく生かさないキャリアを歩みたいと思ってきました。僕はどちらかというと意識高くない系なのですが、それでも、ここだけは譲れないポイントでした。

海外での9年間、IMDでの8か月間、色々思うことはありました。
ただ、今は、日本人であることをアセットであると感じています。学歴と同じくらいのアセットだと感じています。
そして、このアセットをどのようにしてポストMBAキャリアで使っていくか、考えています。

完全にステレオタイプの世界なのですが、例えば、アメリカ人と日本人がひとりづついて、ヨーロッパ内でイノベーション担当とカイゼン担当をアサインしないといけない場合、アメリカ人にカイゼンやらせるよりも、アメリカ人にイノベーションやらせたほうが、また、日本人にカイゼンさせた方が、ヨーロッパ人からの見方が変わってくるであろうと。これは、むしろステレオタイプの域を超えて、日本のカントリーブランドであり、これを味方につけない手はないのではないかと。

そんなことを思いながら、ヨーロッパに残るべくカバーレターを書いています。今までずっと署名は英語で書いていましたが、最近はずっと日本語でサインしています。なぜなら、漢字の署名をポジティブと捉えるマネージャーなら次につながる可能性があがるし、特に気にしない人なら、署名を英語で書いたとしても、国籍で落とされるだろうから。

日本人であることをアセットとして、カントリーブランドを味方につけて。
Discovery Tripで日本・中国にいった30人のクラスメイトからお土産話を聞いて、仮説が確信に変わりました。

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