ヨーロッパに限ったことではないが、小国の集まるこの土地は本当に変化に富んでいて楽しい。海外転職ネタから始めたブログだが、僕にとっての新鮮みが薄れたせいか、海外転職をネタしてブログを書くことも少なくなった。動きのあったフェーズから日常へと変化している証拠でもある。
動きのあるネタ自体が少なくなったので、なんとなく日本での日常と違いについて触れようかと思う。1年ドイツ、スイスでそろそろ半年になる。日本で勤めていた1社との比較しか出来ないが、ちょっとずつ色々分かるようになってきた。
朝は6時ー7時に頃に起きる。で、7時半頃には仕事を初めていたいのだが、二度寝もあり、だいたい7時半から8時からの勤務開始だ。新しい上司は驚くことに6時半出社の4時退社だ。4時以降のミーティングは絶対に受け付けないし、金曜日は2時に帰る。
日本にいた頃からくらべると勤務開始は30分から1時間ほど早くなった。会社の中ではだいたい真ん中よりちょい早いくらい。ドイツ人・スイス人はさすが朝が早いなと思う。
退社はだいたい5時から6時。本当はもっと早く帰れるし、帰りたいのだが、ここんとこのプロジェクトの状況を鑑みるとそうはしてられない。
そう、日本とドイツからの大きな違いは、完全に年俸制になったこと。
残業代が付かないという初めての経験をしている。日本でも年俸制なんてあるだろうが、タイムカードも全く付けずに、成果のみで評価されている。個人的に気に入っている。
これは、個人的な違いだが、5月から部下がついたことはメンタル面でかなり大きな違いを生んでいる。社会人5年目の28歳で部下持ち、別の業界ではあり得るかもしれないが、前職では全く考えられない。僕が出世しているだけではなく、単純にワークカルチャーの違いだろうと思う。前職だと30代後半で、部下なしからいきなり20人の所帯を持つなんてビックリ人事も見てきたが、こればかりは今部下を付けてくれたことに本当に感謝している。まだ一ヶ月しか経っていないし、部下の休暇の承認だったり、Job descriptionの作成だったりしていないし、気付くと自分の仕事にだけ精一杯になっている自分がいる。全く慣れない。先週初めてマンツーマンでの面談を行っていたが、今までは「言う側」だったのが、今では「言われる側」になっている。予想していた以上に違う。
また個別のエントリーで触れたいと思う。
また、個人主義も日本のあり方とは大きく異なる。前職外資系の会社だったため、本国から「チームワーク」の向上のお達しも良く出ていたが、日本ではチームワークがスタンダードである。今、ここにいて、初めてなぜ前職の本国がチームワークの向上を促していたのか分かる。日本と比べると圧倒的に個人主義で、下手すると隣に座っている人の存在なんて関係なく仕事が回る。
最後に、仕事のクオリティーだが、これは雲泥の差がある。現職、何をやってもうまく回らない。これは国の違いというよりも、会社の違いだろうとも思う。規模も小さいし、歴史も浅いし、社員のエンゲージメントも低く社員のリテンションも悪い。個人的には、前職でのワークカルチャーに触れておいて良かったなと思う。前職では当然のように出来ていたことが困難である現状、これ時代は良い経験だが、苦労が多い。
思いついたところで、こんな感じだ。
6月なのに寒いこのごろだ。早く暖かくなることを願う。
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