海外転職のその後、MBA@IMDのその後

テキサス x 日本 x ドイツ x スイス x IMD MBA → スイス

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海外転職 今年の総括

      2014/09/17

筆まめとは真逆の自分だが、一通だけクリスマスメールを送った。元上司へ。
正確に言うと3代前の上司だろうか、メンターというか、自分のキャリアに大きなインパクトを与えた前職の東欧人、元上司だ。ドイツに来てから、前職を離れて、初めて連絡を取ったわけだ。
転職しようかしまいかの相談も、決めた後も、真っ先に報告した相手なのだが、今年はそこそこ良かったよ、と、いうクリスマスメールの返信に、以下の一文が含まれていた:

I often think why we could not engage you enough but the answer is always the same…

ここに出てくる「Engage」は好きな言葉のひとつだ。
好きな、と、いうか、キャリアを語る上でとてもしっくり来る言葉だ。
一度入った会社に一生忠誠を尽くす日本的な会社とは、違い、欧米だと(前職が外資だったため)人はEngageしていないと、会社を去る。Engageしているからこそ高いパフォーマンスが維持出来る。いかに部下をEngageするか、それがPeople Managerの使命である。福利厚生ではなく、給料ではなく、仕事そのものに対するエンゲージメント。僕が薬屋であった僕が、なぜか担当していた前職のグローバルプロジェクトでもある。

元上司が書いたこの一文が、少し刺さっている。
彼としては、可愛い子には旅をさせようと思う反面(彼自身もそうしてきた)、マネージャーとして一人の人材として転職を考える僕をリテンションする必要があった。結果として、僕は会社を離れたわけだが、彼にも何かしらのネガティブな評価が下ったのかもしれない。
ただ、評価どうこうではなく、彼のこだわりとして、僕を十分エンゲージできなかったことについて、感じることがあるのだろう。そういう人だ。

「明日をより良くするために、今日反省することはないか」。

僕が散々言われてきたことであり、今でも刻んでいることであり、彼自身がこだわっていることだ。

今、僕がエンゲージしているかというか、前職よりもエンゲージしていると思う。
Only Japanese, Only One Positionという希少性から、なくてもならない存在、増える責任、自分が実現したかった国家を繋ぐ橋となること、適度なプレッシャー、新しい職場(スイス)、前職のメガファーマより小さくなったこともあり自分の貢献が会社に直結しているこの「見える感」もモチベーションのひとつだ。

エンゲージメントのレベルとしては、2011年よりも遥かに高い。
もちろん、ドイツに行って絶望したこと、会社のしょぼさに絶句したこと、も、ある。
(2012年12月のエンゲージメントが高いだけとの見方もある。)

今年一年で学んだことのはたくさんある。一般的に海外勤務で学ぶこと、一般的に国内での転職と同様に学ぶこと、オンリーワンとなった時に学ぶマイノリティ感&不利な状況、良くなったインターナショナルなセンスなど。。。

それ以上に、2012年に出来なくて、2013年にすべきことは多くある。本当に。
専らコミュニケーションだ。発言力とも言えるが、語学どうこうではなく(ドイツ語も勉強しないといけないが)、会議中、会議外での情報発信は、来年の一番の課題だ。未だに日本的な沈黙は美徳的な感覚が抜けない。別に大事なことだけを言えば良いでしょう、と。どうでもいいこと言って流れ止めるな空気読めと。
ドイツ人を若干馬鹿にた言い回しをすれば、「発言による存在のアピール」をしていこうと思う。USの方がよりひどく、どうしても気に入らない文化だが、もう一歩踏み込んだ現地採用者となるために、乗り越えなければいけない壁だと思う。

また、2012年は、ドイツと日本を結ぶのが最も期待されていた役割であり、主なミッションだった。2013年は、それに加えて、スイスからドイツと日本を結ぶこと。また、日本人として、ドイツとスイスを結ぶことも求められる。2013年は、日本のマーケットだけではなく、スイスから全世界のマーケットをマネージすることが求められる。
(ちょっと大げさに言ってみた)

よりチャレンジングな2013年が待っている(と、勝手に思っている)が、そうならなくても、自らよりチャレンジングな2013年にして行こう、と思う。

あと、今まで伏せてはいたが、2012年末に第一回GMAT受験を目標にしていた。まあ、スイス転勤とか諸々の良い訳で大きくずれたわけだが、2015年1月からのMBAを視野にいれ、今年出願の準備を大きく前進させたい。

(2013年いつ初回GMAT を予定しているかは敢えて触れない。準備出来たらということで)

またスイス所感をエントリーしてこうと思うが、海外転職的にこれで、区切りというわけだ。曖昧な感じで。良いお年を。

 - MBA受験, 海外転職, 転籍

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