以前のエントリーで書いたスイスのビザをどうするかの続き。
僕の持っているスイス滞在許可Bは、会社のスポンサーシップあって初めて就労できる最弱のカード(もうひとつ上のCなら自由に就労できるっぽい?)ですが、そんなカードでも、スイス内で制限されている外国人労働者のQuotaとしては今後活用できる可能性がある「かも」しれないので、MBA中もなんとかこのQuotaを維持しようと頑張っていたのです。
今勤めている会社からは、
- 無給での長期休暇を許可する
- MBA後のポジションはまた相談(会社側、僕側から契約を絶つこともある)
とポジティブな回答をもらってました。ただし、移民局がなんていうか分からないとのことでしたが、移民局に問い合わせたところ、
- 問題ない。今年の許可証の更新は普通にすれば良いし、来年の許可証も普通に更新すれば問題ない
と、あっさりした回答でした。文章で回答もらいましたが、そうはいっても最終的には来年行ってみないとわからないので、出たところ勝負することにしました。会社が普通払っている従業員の保険とスイスの年金は自腹っぽいですが、びびたるもんなのでそこはだいじょぶ。
奥様も普通に普通に働き続けるし、最悪来年更新出来なくてもIMDは卒業出来るので、これ以上は気にせず、ケセラケラすることにしました。
僕はアメリカの三流大学を卒業しているのですが、「アメリカ帰り」にとっての「あるあるナンバーワン」は
- 金髪の彼女はいたの?と聞かれること
ですが、あるあるナンバーツーかスリーで、
- なんでそのままアメリカに残らなかったの?と聞かれること
が挙げられます。十中八九「いや、ビザが・・・」との答えを返すのを見ますし、僕もそう濁していました。(面接では「日本人として日本のものづくりを・・・」なんて言いますけれど)
8年前の自分を振り返って、本当にそうだったのかなーと思い返しています。最近になって米国留学後そのまま米国に残った人を知る機会が増えて、ますますなんで自分は日本に戻ったんだろう?と考える機会が増えました。そもそも当時の僕は「留学」というだけあって、卒業したら日本に戻ってくるのが前提だったので、そのままアメリカに骨を埋める理由なんてありませんでした。新卒で何もない状態でしたが、何より欠けていたのはビザでもスキルでもなく、覚悟だったように思います。
1年後IMDで、また同じような選択を迫られるのだろうと思いますが、今度は覚悟できるでしょうか。
プレMBAの課題が出てき始め、来年が現実味を帯びてきました。
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