初回GMAT ディブリーフ(独学遍歴)

ここ数ヶ月はGMATにコミットしていた部分が多かったため、部屋からGMATの教材がなくなると、なんだか何をして良いか分からない。さっさとエッセイに取りかかるべきかもしれないが、正直いつ出願するかも決めていないし、いつもの悪い癖で楽観的に構える。GMATに着手したのは1年以上前の2012年8月だったと記録に残っている。
まずは、淡々とGMAT独学歴を。

2012/8:GMAT 着手、Official Guide (OG)のプレイスメントテストをやり、GMAT Clubで人気のManhattan GMAT(MGMAT)のSentence Correction (SC)を購入。インターネットの日本語情報で多少バイアスがかかっているのもあり、最初の印象としては、SCはなんとかなるだろうが、Critical reasoning (CR)に危機感を感じていた。日本語情報を鵜呑みにしてこの時点でQuatitative(Q)はノーマーク。勉強時間は1日1時間、週5日くらい。

2012/9:MGMAT SCをじわじわとこなす。OGのSCセクションを文字通りただこなす。ある程度出来る感があったので、一安心。OGのSCまわした後は、苦手意識の強かったCRへ。CRは、Bibleと呼ばれているPowerscore Critical Reasoning Bibleなるテキストを購入。一通り回す。

2012/10: 引き続きCRをまわす。そして、空白の半年間へ突入。
2012/11:空白の半年間
2012/12:空白の半年間
2013/01: 空白の半年間
2013/02: 空白の半年間
2013/03: 空白の半年間
2013/04: 空白の半年間
2013/05: 空白の半年間
2013/06: (MGMAT:660, Q43, V37): 諸処のバタバタも落ち着いつき、2014年出願を考えるとそろそろ慌てるべき時間なのかもしれない不安が募り、8/12にGMATを予約。半年前に学習したSCとCRの記憶を取り戻しつつ、初めて通しで(w/o エッセイ)MGMATのオンライン模試を受験。MGMATのVは実際よりも甘くQは実際よりも難しいなんて情報は持っていなかった。そして、この時点で、Qには一切手を付けていなかったため、Qさえなんとかなれば余裕と楽観視する。定番のマスアカを購入。
2013/07前半: (MGMAT:660, Q44, V36): 引き付きマスアカをこなし、QV共にOGをひたすらまわす。エラーログ等はつけなかった。OG2まわり目突入。
2013/07/28: (MGMAT: 560, Q41, V27):この頃から、SCがまったく分からなくなる。CRについては、悟りを開いたため、どんな難問にあたっても間違える気がしない。そして、ある程度緊張感を持ってテストを受け、ハイスコアを狙うために、一問一問を丁寧に解くと時間切れになることを知る。そして、なおさらQが全く出来ないことに気付かされる。
2013/08/03: GMATPrep1-1: (620, Q48, V27)
2013/08/04: GMATPrep2-1: (640, Q48, V30)
スコアとしては、最低ラインの650に届きそうな数字だったため1週間後の本番を強行することも可能だったが、Qに全く自信が持てなかったこと、SCのドツボにはまったことで、1週間後のテストを1ヶ月後に延期することに。ただし、パフォーマンスとしては、おそらくこのときが一番高かった気がする。
2013/08/12: 本番:キャンセル
2013/08/29: MGMAT:(600, Q45, V29) 毎週出張が続き、前後2週間勉強できなかった。
2013/09/12: 出張のためさらに1ヶ月後に延期
2013/09/29: GMATPrep1-2: (600, Q49, V23) Qを重点的に取り組み、ついに悟りを開く。しかし、V、特にSCが全く分からず、残りの2週間で何が出来るかと絶望的になりつつも、SCを重点的にこなす。
2013/10/05: GMATPrep2-2: (690, Q50, V32) Qが安定しだしたことに喜びを感じつつ、SCが相変わらず分からなかった。本番までの1週間は、少しずつ勉強量を減らし、毎日OGの各セクション簡単な問題を5問ずつやって、勘を保ち、何よりも根拠のない自信をつけるよう自分に言い聞かせる。
2013/10/12: 本番:(700, Q49, V35)

GMATに着手した頃は、聞くからに手強そうな試験だったため、早めに着手し、2013年1Q頃にはスコアメイクをしていたいと思っていたが、デッドラインのないプロジェクトは成功しないその典型的なパターンで、特にお尻も決めずに取組んでいたため、モチベーションが下がった状態からそのまま空白の半年間に突入した。

本番前の2ヶ月は、とにかく

① Qに自信が持てなかったこと
② SCのドツボにはまったこと
③ MGMATのオンラインが若干本番の厳しさと違うことに気付かなかったこと

に苦しむ。

個々の点について:

① Qに自信が持てなかったこと
高校も理系だったし、大学ではちょっとは高度な数学もやったし、エクセル頼みではあるが何より現職でも日常的に統計も用いるし、数学に苦手意識はなかったのに、全くスコアが伸びなかった。最終的に悟りは開けたが、数学的な知識と言うよりは、スコア低迷の原因は限りなく「自信が持てない」メンタルに起因するものだったと思う。

② SCのドツボにはまったこと
これは、そもそも基本的な文法がなっていないと言われればそれまでなのかもしれないが、日常的に英語を書き、英語を話す環境で、ネイティブには到底かなわないがそれでも多少の耳があるどっちつかずの中途半端に勘に頼る英語を使っており、いざじっくりセンテンスを眺めると細かいことが気になり、完全に「ドツボ」にはまっていた。これは、限りなく漢字の書き取りに似た感覚だ。漢字の書き取りテストにおいて、漢字なんてものは普段何も考えずに書く分には気にならないが、一度意識してはねとか払いとかを気にしだすと、全く分からなくなる。あの感覚だった。

③ MGMATのオンラインが若干本番の厳しさと違うことに気付かなかったこと
これは、Qのスコアが悪い悪いとずっと思い込んでいたが、改めてGMATPrepのQのスコアに注目すると、48、48、49、50と良くはないが決して悲観するほどは悪くない点数だ。対するMGMATのQのスコアは、43、44、41、45とさすがにこれではまずいと思う点数だった。実際、OGを解く分にはケアレスミスはあるが、大きくつまづくこともないし、別に思っていたほど悲観すべきではなかったし、悲観に任せて時間を割くべき部分ではなかったことに気付く。

最終的には、いかにして悟りを開くか、自信をつけるか、限りなくメンタルな部分がキーとなっていた。独学での細かい勉強方法については、またのエントリーで顧みたい。

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