前回書いたディブリーフの内容(こちらや、こちら)をふまえ、僕が1年前にさかのぼってもう一度GMATの勉強をゼロから始めなければいけない場合のために、独学で、最短で、かつ一回目の受験で700(Q49, V35)まで到達するための方法を書くために、自分のこれまでの愚行を反省しようと思う。当時の僕が700まで到達する方法であり、また、反省点をもとに作り上げた方法なので、飽くまで実現可能「かもしれない」プランである。
細かい各セクションの対策については、多くのブログで解説してあるので、独学特有のおおまかな流れのみ。
当時 の 僕
- USの大学卒ではあるが、留学生の中では英語力は低い
- TOEFLは免除の場合が多いため、勉強していない。
- そして、大学入学時に十分に苦しんだので、もうやりたくない。
- 入社時(4-5年前?)のTOEICは920点ぐらい。
- 日常的に英語を使う環境にある
- 高校から理系であり、相変わらず日常的に統計や算数も使う
- しかし、テストとか勉強とかは全く苦手である
基本 の き
- 期限と覚悟を決める
- Qを過小評価しない
- 緊張と自信との戦いとなる覚悟を
最初にすること
- 向こう6ヶ月楽しいこと、及び、大きな行事がないことを確認する
- ヨーロッパの場合、スタートは冬が始まる10月頃がベスト
- ヨーロッパの短い夏をGMATのために犠牲にすることは最も愚かである
- スキーが趣味な場合は別。
- Mba.comに行き、6ヵ月後とかに試験を予約をする
- (もしくは自分の中で締め切りを決める)
- 参考書を買う
- Official Guide (OG)
- マスアカ
- Manhattan GMAT Sentence Correction (MGMAT)
- Critical Reasoning Bible (CR Bible)
- マンハッタンから発売されている本番で提供されるようなラミネートされたスクラッチペーパー (ラミネート)
- パソコンにGMAT Prep (Prep)をインストール
すべきこと
5ヶ月前:
OGのプレイスメントテストをとりあえずやってみて、テスト概要をつかむ。
3−5ヶ月前:
以下の項目1−3を毎日セクションを変えてとりあえずやる。ひとつのセクションだけにフォーカスすると
1. MGMATのSCを1ページ目から細かく読んで、章ごとの演習をこなす。覚えなければいけないところは、ポストイットか適当な紙に書いて、勉強部屋の壁に貼る。イディオムはやらない。MGMAT SCが終わったら、OG SCを全問題じっくりこなす。自分の好みのエラーログ(必須:なぜ不正解を選んだか、なぜ正解を省いたか)をつける。
3−5ヶ月前:
以下の項目1−3を毎日セクションを変えてとりあえずやる。ひとつのセクションだけにフォーカスすると
1. MGMATのSCを1ページ目から細かく読んで、章ごとの演習をこなす。覚えなければいけないところは、ポストイットか適当な紙に書いて、勉強部屋の壁に貼る。イディオムはやらない。MGMAT SCが終わったら、OG SCを全問題じっくりこなす。自分の好みのエラーログ(必須:なぜ不正解を選んだか、なぜ正解を省いたか)をつける。
2. CR Bibleを流し読んで、OG CRを全問題こなす。Bibleで紹介されるツールは本番で使わないかもしれないが、気休め程度に。OG RCを最初の1/3くらいやる。1週間に一度以上、OG SCの2周目を5問ずつやる(2ヶ月目でOG SC2週目終了、エラーログは相変わらずつける)
3. マスアカをこなす。マスアカに書いてあるガイダンス通りOGも活用すればOG Qは一通りこなせる。ただし、マスアカを見てまあ余裕だろうと思っても、楽観視はしない。エッセイはGMAT ClubのChineseburnedのテンプレ通りに1回は時間を計って書く。AWA, IRも含めて第1回目のGMATPrepを受ける。ラミネートされたスクラッチペーパーを使い慣れる。以降、MATH等はラミネート上で計算して、ラミネートに慣れる。MGMAT SCの「オプション」と呼ばれる最後の3章を再度細かくこなして、覚える。
3ヶ月前:
モチベーションが低下してくる頃なので、息抜きがてらキャンパスビジットに行く。
Prepやってみる。
3ヶ月前:
モチベーションが低下してくる頃なので、息抜きがてらキャンパスビジットに行く。
Prepやってみる。
2ヶ月前:
第1回目のPrepの結果からタイミングの大切さに気付いているはずなので、以降のOGはタイマーを活用して、Qは1問1.5分を目安にタイムプレッシャーをかけて、Vもきちんと時間を決めて最後の50問を中心にOGのもう一周させる。各セクション1日5問ずつ時間に縛られながら解き、「なぜ正解を省いたか」「なぜ不正解を選んだか」を追求する。覚えるべきことはポストイットに書いて壁に貼る。弱点は、各参考書に戻って確認する。必要に応じてMGMATのオンライン模試で時間間隔を確認しても良いが、スコアに一喜一憂しない。第2回GMATPrep(フルコース)を受ける。
1ヶ月前:
簡単な問題を中心にこなす、問題のパターンが分かるようにする。Qについては、簡単な問題を解いて自信をつけ、解けない問題は出ないと言い聞かせる。MGMAT SCのイディオムを申し訳程度に暗記しようとする。AWAは一週間に一回は書いて、テンプレを暗記する。第3回のGMATPrepを本番の2週間前に受ける。このテストのスコアで、650点に満たない場合は、延期する。間違っても、1週間以内にキャンセルして無駄な出費を重ねない。
当日:
朝起きて、簡単な問題をこなす。MATHはあえてやったことのない問題をやり、緊張の度合いを把握する。試験が始まったら、なるようにしかならないので諦める。ただし、休憩中にバナナは食べる。
それでも苦労すべきあろう点&その他
SC
- 自分がこれまで慣れ親しんでいた英語は偏っていたこと。(E.g.: in contrast toのtoはwithと置き換えられなんて知るんかった・・・)
- MGMAT SCに書いてある英文法にも例外があり、結局はセンスで説くしかないのではないか?ということ。(;以降は、主語・動詞の入った分しか入らない等)
- SCとは漢字の書き取りのようなものであること。(考えすぎるとドンドン分からなくなる)
その他
- 中国問題とか別の教材も気になってくるだろうが、ぐっとこらえて、基本となるOGに最後までスティックする。
- 600点代までの知識は独学で十分だろうし、600点中盤から700+ Clubまでは結局演習でなんとかするしかないと思う → 「GMATは予備校を使うべき」的な世論 & 予備校のマーケティングには冷静に対応する。
- 勉強させてくれる家族に感謝して、感謝を言葉で示す。
費 用
実際にかかった費用
マスアカ: 21000円
OG13: 27.55EUR
MGMAT SC : 18.70EUR
MGMAT CR : 19.10EUR
MGMAT RC : 18.70EUR
CR Bibel : 25.20EUR
MGMAT スクラッチペーパー : 16.99EUR
GMAT1: 250USD (1週間以内のキャンセルのため返金されず)
GMAT2: 300USD (1回予約変更)
21000円 + 126.24EUR + 550USD = だいたい91884円
これで十分であろう費用
マスアカ: 21000円
OG13: 27.55EUR
MGMAT SC : 18.70EUR
CR Bibel : 25.20EUR
MGMAT スクラッチペーパー : 16.99EUR
GMAT1: 250USD
21000円 + 71.75EUR + 250USD = だいたい55211円
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