海外転職 リクルーターからの電話2/2

前回のエントリーで、突然会社の電話宛にUS在住のリクルーターから電話がかかってきた話を書いた。

その際はかけ直してもらった電話に出られず、数日経ってしまった。
そのまま何も連絡がなかったのであれば、ただのランダムウォームに過ぎないと思うため、特に自分からアクションを取ることもなく、黙っていた。

しかしながら、今日の仕事中にそのリクルーターから電話があった。
個人の携帯に電話があったため、そのまま話をする。

メガファーマがある分野の専門知識を持った人材を募集していて・・までは前回書いた通りだ。それに引き続いて簡単なインタビューというかただの探りを受けたので、どんな風に探られたか参考程度に書く。

Q1. Explain your back ground. What is your highest education?
Q2. Do you have an experience with XXX?
Q3. Explain the project XXX
Q3. Which role did you take with the project XXX?
Q4. Are you a senior position….?
Q5. Do you have an experience with YYY?

総じて、この専門領域をよく知っていると思われるマニアックな質問が多かった。話し方はいかにも軽いノリだったのだが、質問は的を得ていた。自分の回答に対して、じゃあこれは?と返してくる様は完全に業界人であった。
以前話したリクルーターの中には、全く専門領域を理解しないままトンチンカンな質問をしてくるリクルーターに驚いたこともあるが、今回は非常に的を得た質問が多く、逆に自分の経験の浅さを反省してしまった。

僕の多少なりとも強みのひとつとしているの専門領域の中で、細分化されたネタについて、経験と自分の役割を客観的に述べることが多かった。特に前準備もしていなかったため、咄嗟に専門じゃない人相手に説明することは難しかった。やはり常日頃から簡潔に物事を説明する癖、常々考える癖は絶対に必要だと再認識した。

今回は学位があって、ある程度シニアな人(最低でも一定以上の経験があって部下数人いるクラス)を捜していたため、最初の段階で彼の興味から外れていたことが伝わってきた。まあ、変に気に入られてしまって僕の心に揺らぎが生じても困るし、どうしようもなく相手の希望に添えないことはあるため、もうちょっと大きくなったらねーと言う感じで終わった。しかしながら、突然舞い込んできた電話だったが、学ぶことは十分にあった。

今回のLessons Learnedは以下の通りだ。

①自分のやってきたことを簡潔にまとめる方法を習得すべき。
代表的なことは言えるが、予想もしていなかったことを簡潔に述べよと言われても困る。少し考えてみよう。

②Q5で出てきたYYYのトピックだが、業界でも比較的新しい試みで、聞いたことはあっても未だに触れたことはなかった。今回のポジションはYYYが必須要件であったため、完全にターゲットが外れたが、それによってYYYに強い関心が出てきた。実際今の仕事にも直結することなので、触りだけでも少し勉強しようと思う。

突然舞い込んできた電話だったが、なるほどマーケットではこんな人が求められているのかというのを知れるだけでも勉強になった。リクルーターを本職にしつつも、このマニアックな専門領域の話を出来る異業種を繋げる人は凄いし、自分自身も異業種や異文化を繋げる人になりたいと思った。

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